イオン飲料の誤解

「健康子育てレシピ」の記事より    小児の虫歯は、過去20年にわたり、確実に減少している。 要因として、家庭での「歯みがき習慣」、口腔への関心の強さがあげられている。 が、最近、虫歯になりにくいとされる下の前歯の虫歯がになる傾向が見られる。  乳幼児だけでなく、学童にも見られる。  原因の一つとして、「イオン飲料」の飲み方が関係していると考えられている。 CMのためか、体に良い、強くなれる、というイメージあり。  また、最近は、スポーツで汗をかいたとき以外に、入浴後、のどが渇いたとき、食事中にまで積極的に与えるけいこうがある。 しかし、普通に食事をしている乳幼児にこれを与えると、電解質が多くなり、かえってのどが渇き、その結果、イオン飲料を絶えず飲んでいなければ、ならない状態になってしまいます。   イオン飲料にも、炭酸飲料(40g、350ccで)ほどではないにしろ、24g(350cc)の砂糖が入っています。(スポーツ選手の飲料の濃度は、この半分ほど、しかも、サッカー選手の場合、芝生の上で飲めるのは水だけだそうです。芝が傷むためらしい。)  虫歯予防の為にも、飲むのはほどほどに。