逆ベクトルの目線

杉並区今川の入江歯科院長の入江毅です。 頼んである本が届くまで、NHKテキスト・100分で名著「徒然草」から、気になる言葉を書いてみようと思います。  p69ページです。   自分をいろいろな方向から眺め、つねに自省を怠らないこと、と言う意味だそうです。 では、原文の現代語訳を。 「自分の知恵を持ち出して人と争うのは、角のある動物が角を傾け、牙のある動物が牙をむき出して噛みつくのと同類である。 人間としては、自分の善を誇らず、人と争わないのを美徳とする。・・・中略・・・ ひとつの道に本当に卓越した人は、自分で明らかに自分の欠点を知っているので、志はいつも満足することがなく、最後まで人に自慢することがない。」   自省したいものです。 また、「本当に知り尽くしている道に対しては、必ずものの言い方を慎重にして、相手が尋ねない限りは、発言しないほうが、ずっと優れている。」  能ある鷹は爪を隠す、と著者は言います。    参考文献:NHKテレビテキスト・100分で名著「徒然草」(NHK出版)、「へたな人生論より徒然草」(河出書房新社、荻野文子著)