年々増える「粗食」の誤解

粗食と言えば、ごはんを中心とした「一汁一菜」{一汁三菜」と言われる和食メニューなのですが、 こんな誤解が増えているという記事があり、驚きました。    女性対象栄養クリニックダイエット講座(武庫川女子大学、小西すず教授)より   「粗食」と一口に言っても例えば、インスタントラーメンやスナック菓子を粗食と混同している場合があります。 「粗食さえしている場、痩せられる」という若い女性たち。 また、「健康志向が強い50~60代の人」では、誤った情報(ものもんた現象でしょうか?)やイメージで「ヘルシーだから」と、豆腐と青背魚、ごまなどをせっせと食べ過ぎて、逆に太ってしまう人がいるようです。  患者さんの中にもいるのでは? 例えば、どんなおかずにもゴマをふりかける、毎日豆腐を1丁食べる、オリーブ油を味噌汁、煮物にたらす・・・。 こんなことをしていたら、結局、1日の必要カロリーを大幅に超えてしまう。 ゴマ、豆腐など健康に良いからと毎日、過剰に摂取していると、肥満になることもありますから、何事もほどほどのバランスが大切です。  とのことです。   参考の為、人間の歯は、奥歯20本(穀物をすりつぶすため)、切歯8本(野菜を噛み切るため)、犬歯4本(肉類を噛み切るため)ですから、ごはんをしっかりかむことが大事です。 食事時間が長くなり、噛む回数が増え、満腹感が得られ、「早食いして食べ過ぎてしまった」ということも少なくなります。  これでも、納得されない方、解るけど出来ないという方もいると思います。  最近読んだ、{心を整える」(長谷部誠著)より、サッカー選手の食事の話を取り上げます。 カズ(三浦)の場合、食事はたっぷりの野菜中心で、炭水化物は試合の前以外は、適度に取る程度。肉も食べるでしょうが、余計なものを取り、脂肪が増えないようにしているそうです。デザートは食べない。(体脂肪率はかなり低そうです。体のキレをこれで維持していると思われます。 また、ドイツに行っている日本人選手の食事会があったそうですが、誰一人として、アルコールを注文しなかったそうです。(イメージとしては、肉を食い、酒を飲む感じなのですが)